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をとうと

なんだか、詩のようなものを読みたくなるような夜。
空気は澄み切って、
青黒い空に浮かぶような月がのぞいてる。


詠んでみた。
“をとうと”


昔から、わが弟に対しては下僕のように好き放題こき使ってきましたが、
私も、彼女のような情愛を持って幼少期から彼に接していれば、
彼の人格形成において、違った影響を与えることができたのだろうかと、
お姉ちゃんは思います。

ひょっとして、
あたしの扱いがひど過ぎてあーなってしまったのかと・・・ね。



いえ、私は今のままの弟くんでももちろん大好きですよ。
兄弟三人でニコニコを楽しく見れるんは、うちくらいでしょう。


決して退廃的ではないのです!

でも、私たぶん弟のこと自分の想像以上に気にかけてるともいます。
だって、なぜだか、いつも夢に出てくるのは弟なんですよ。
弟が絶体絶命のピンチで、あたしがかばって深い傷を負うみたいな・・・
あっと!
お兄ちゃんはあんまし出てきません。(m´・ω・`)m ゴメン…


ま、そんなこんなで
彼女の詩を読むわけです。感慨深く、ね。



君死にたまふことなかれ   
     旅順口包圍軍の中に在る弟を歎きて
          
   與 謝 野 晶 子





戦争なんて絶対反対です。
戦争したいなんて言う人は、まず自分が戦線の先頭にたって、
んで、銃か刀かを持って
敵地に乗り込んでください。

こーゆーこと言う人に限って、
何もしないから。


あゝをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。


堺(さかひ)の街のあきびとの
舊家(きうか)をほこるあるじにて
親の名を繼ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。


君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戰ひに
おほみづからは出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獸(けもの)の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されむ。


あゝをとうとよ、戰ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守(も)り、
安(やす)しと聞ける大御代も
母のしら髮はまさりぬる。


暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻(にひづま)を、
君わするるや、思へるや、
十月(とつき)も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。


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